文化・芸術

2018年5月25日 (金)

カジノは徒花か

政府与党が熱心なカジノ法案。でも、カジノは長期的には経済に寄与しない。最初は、建築物の整備で、建設屋が潤うだけ。カジノ自体は、経済の波及効果もなく、単にお金を消費するだけ。基本的に、バクチの世界で、胴元が儲かり、参加者は潤うことはない。

よって、カジノを誘致した地域は、雰囲気も悪くなり、劣化するのは目に見えている。それに世界的に見て、カジノは、既に十分存在しており、日本でカジノをするメリットも特にない。そもそもバクチは、基本的に消費であり、新しい価値を生み出さない。

大体、経済がうまく回っていれば、カジノの発想はしないものだ。それが大阪を中心として、誘致しようとするのは、それほど経済が悪いからだ。あるいは、為政者に、新しい発想に乏しいと断言できる。

確かに、日本のように、高度成熟社会では、新しいビジネスシステムを生むのは簡単ではない。でも、ネタは、もっと他にあるはず。大きいものを打ち出そうとするから無理が来る。

サービス化社会では、規模の大きいビジネスより、こまごまとしたビジネスをいかに集積して、組み合わせるかに知恵を絞る必要がある。カジノ誘致は、徒(あだ)花になる可能性が大きい。そして、その地域は更に衰退するだろう。

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2018年5月23日 (水)

綸言汗の如しだが、、、

以前にも取り上げた言葉として、「綸言(りんげん)汗の如し」を再度、取り上げる。というのは、政治家に限らず、日本各界のトップが、この言葉を、よく理解していないと最近、強く感じるからだ。否、もしかしたら、そもそも知識として、ご存じないのかもしれない。

この言葉は、かつては、読まれていた『礼記(らいき)』にあるもの。孔子が、言行一致を唱えた章で、この言葉がある。意味は、皇帝が、一旦発した言葉は、取り消したり、訂正できないということ。よって、組織のトップにいるものは、言葉を選んで慎重に発言しなければならない。

ところが、どこかの首相といい、どこかのマンモス大学の理事で元アメフトの監督といい、、軽々しい発言をして、自らを貶めている。トップに立つものは、ある意味、冷徹でなければならないが、前者は、権力を握っても、公私混同し、情に流され、自ら墓穴を掘る羽目に陥っている。

後者は、絶対的権力を持つことが、どういうリスクがあるか理解していない。その中での発言の影響力が分かっていない。そして、部下は、何も言えず、無抵抗。最早、善悪の区別もできない状況。ある意味、裸の王様が招いた危機。結局、組織全体を、ぶち壊してしまう。彼は去れば、それで済むだろうが、残された人たちは、大変だ。

最早、両者の行方は、混沌としていて、誰も分からない。結局、迷惑するのは、国民や関係者だ。調子に乗ると、どうしても言葉が軽くなる。そして、いずれ命取りになる。これからトップを目指そうとする人たちは心してほしい。

*追記

現在の政権と日大の統治の方法は非常に似ていて、都合の悪いことは隠蔽して、トップを守ろうとしている。これに一般の日本人は、嫌気がさしている。いずれの組織も解体するしかない。

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2018年5月22日 (火)

ペット規制と社会コスト

日本は、ペットの輸入に関して甘いようだ。また一般人が、ペットを飼うことに関しても規制は緩い。その結果、いろんな不都合なことが起こっている。一番多いのが、飼育放棄。買い始めた時は、可愛く思った動物が、異常に大きくなり、手に負えなくなり、屋外に放棄するものだ。

このことにより、捨てられた動物が、捨てられた環境に馴染み、従来、棲んでいる動物たちが食い荒らされたり、追いやられて棲み処を失っている。その結果、生態系が破壊されるに至っている。

いい加減、ペット規制をしないと、困ることになる。また、ペットではないが、天敵を輸入した結果、それらが繁殖して、現在では、困ったことになっている例も多い。海外からペット類を輸入するには、その後のことの慎重に考える必要がある。

そうしないと、社会コストが増えて、国民は彼らのために余計な負担をすることになる。何とか規制してほしいものである。

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2018年5月15日 (火)

日大アメフトの終焉

日本大学のアメリカンフットボールチームは、自ら終わりを告げたようだ。指導者の誤った指導理念「勝つためには、ルール違反をしてもいい」という考え、そして、それに従った選手たち。一体、スポーツとは何なのか、改めて考えさせられる。

伝統ある、このチームは、東の雄、日大と言われ、西の雄、関学と鎬(しのぎ)を削ってきた。それが勝てないから、何をやってもいいと指導した監督。スポーツ精神は、どこに行ったのか。続く内外の後輩たちへの配慮はなかったのか。

一定のルールの下で、勝つための技術、戦法、戦略を本来、競うのがスポーツだろう。日大は、残念ながら、最早、アメフトの世界では生きていけないだろう。放置すれば、大学に対するイメージダウンにもなりかねない(*注)。

日大は、「泣いてアメフトを斬る」ということを決断せざるをえないだろう。それほど、大学の実情は厳しい。そして、今回の事件は、アマチュアスポーツ界の(本来の考え方を教える教育的指導を無視した)無目的な「勝つだけ」のスポーツに警鐘となるだろう。

*注

かつて、関西て学生たちから、「ポンキンカン」と揶揄されたマンモス・アホ大学。ポンキンカンとは、日本大学、近畿大学、関西大学のこと。その後、雨後の筍のように設立された超三流大学の出現で、これらの大学のアホさ加減も霞んでしまったが。

今回、日本大学が、このような事件を起こしたことは、やっぱりアホ大学という感。企業は、このような大学卒を採用することは躊躇するだろうし、日本大学出身の社長の企業とは取引が慎重になるだろう。日本大学は、イメージ劣化に、強い危機感を持つべきだ。

*2018年5月17日追記

あの日大の監督は、日本大学の理事であるそうだ。そして、教育担当。全く笑わせる。彼は、悪質タックルをした選手に責任転嫁して、雲隠れ。これは、この大学の体質なのだろう。こんな大学に、果たして、受験しようと思うだろうか。内外の見る目が厳しくなり、日本大学そのものが危ういかもしれない。

*2018年5月19日追記

日大の監督は、やっと監督を辞めると表明したようだが、理事については口を濁している。彼が、今の地位に留まる限り、今までと何も変わらない。それが分かっていないようだ。

*2018年5月20日追記

関学に謝罪に言った日大の前監督は、その後の囲み取材での会話を見ると、全く反省していない。本人に、何をやったか、自覚がないのであろう。どうしようもない。本当に、アホを超えて馬鹿だ。

*2018年5月24日追記

例の日大前監督が、心労」で入院したとか。都合が悪くなると入院するのは、政治家と同じ。反則プレーをした選手が理路整然と記者会見したのと大きな違いだ。人間的にレベルの低い人が、理事や監督になってはいけないという証左だ。これは日大にとっても、アマチュアスポーツ界にとっても不幸。

*2018年5月27日追記

日大の学生によると、日大は、かつてから、相手チームの選手を怪我させるルール違反を奨励する雰囲気があったようだ。それは分かりにくいルール違反。SNSが普及していなかった時代は、もっと惨かったのかもしれない。

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2018年4月23日 (月)

少し面白いドラマ『未解決の女』

警察系ドラマは、ゲップが出るくらい、もういいと思っても、まともなドラマが少ない(全く面白いものがないわけではない。ブラックユーモアいっぱいの『家政夫のミタゾノ』とか、コミカルなビジネス系ドラマは、それなりに楽しめる)ので、止む無く視聴することになる。

ただ、今回視た『未解決のドラマ』は視点が若干異なり面白い。主演は、あの波瑠さん。最近は、様々な内容のドラマに出演されているが、それぞれに特徴のある役割を果たしておられる。

今回の役は、矢代朋という刑事で、新任の文書捜査官。同じく文書捜査官で先輩刑事の鳴海理沙(鈴木京香)と組む。矢代朋は、事件がらみで怪我をして、ちょっとした「左遷」。実は、新しい職場は文書管理。未解決事件の墓場と呼ばれている。

ところが、職場の雰囲気と異なり、彼女は、体が先に動くタイプで熱血漢。実際、波瑠さんは、風貌と異なり、さっぱりとした性格のようだが、そのような役の方が演じやすいのかもしれない。冷静沈着な鳴海刑事とバランスが取れて、役が、うまくはまっていると思う。今後の展開に期待。

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2018年4月22日 (日)

姫路市立美術館『連作の小宇宙』展を観覧

姫路市立美術館で開催されているコレクションギャラリー『酒井家と絵画』展もよかったが、本来の訪問の目的の『連作の小宇宙』展を観覧してきた。サブタイトルは、「それぞれがひとつの宇宙を形成する」だ。若干、大袈裟な打ち出し方だが、要するに、一つのテーマに基づくシリーズ作品ということのようだ。

画家は、単品で制作することもあるが、ある一つのテーマで、描くこともある。それを、この展覧会では「連作」としたようだ。シリーズで描いても、その手法は異なることもある。似たような手法のままのこともある。ただ、画家のテーマに対する意識は変わらない。

シリーズ作品であっても、連作作品の諸事情で、一部を観ることはあっても、シリーズ全体を観ることができない場合も多い。そこで、各美術館では、各所の同じ画家の作品を一か所に集めて、「特別企画展」という催しをやる。

今回は、どのような経緯で企画されたのか分からないが、中村忠二、尾田龍、パブロ・ピカソ、フランシスコ・デ・ゴヤ、大野麥風、野村正、永井一正の作品が展示されていた。印象に強く残ったのは、チラシにも取り上げられていた「魚シリーズ」の大野麥風。魚好きの父が生きていたら、喜んだだろう。詳細に魚が描かれていて、水族館と連携した催しも可能だ。

次に、パブロ・ピカソ、フランシスコ・デ・ゴヤ。特にフランシスコ・デ・ゴヤの作品は強烈。不道徳、非倫理的で、道徳的には、子どもには見せられないが、これが世の中の汚れた現実ということを皮肉っている。いわゆる「大人の美術館」(子ども入館不可。笑)では、彼の作品だけで、企画展が成り立つと思う。

観覧者のそれぞれの視点で楽しめる展覧会だ。6月24日(日)まで。

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2018年4月21日 (土)

姫路市立美術館『酒井家と絵画』展観覧

姫路市立美術館で開催されているコレクションギャラリー『酒井家と絵画』展を観覧してきた。コレクションギャラリーとは、姫路市立美術館の館蔵品を折に触れて紹介しているもの。今回は、酒井抱一、酒井隆(たか、女性)、酒井道致、鈴木蠇潭(れいたん)、鈴木其一作品の展示。合計12点。観覧無料。

今回の展示は、酒井抱一を中心に、抱一の影響を受けたと思われる酒井家の出身者の作品や、抱一門下で実質的継承者となった鈴木其一、更に其一の兄弟子で早世のため現存作品が極めて少ない鈴木蠇潭などの作品。

当日は、たまたまボランティアの方による解説もあり、作品について深く知ることができた。知っている作品もあるが、知らない作品も多く、よかった。江戸後期の画壇の雰囲気が感じ取れる。

2018年5月13日(日)まで。

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2018年4月15日 (日)

蔵書処分の経緯

蔵書処分は度々しているが、なかなか減らない。それは新しく購入するからだ。結局、イタチごっこの呈。確か、かつて2000冊程度蔵書していた(雑誌類除く)が、順次処分し、2006年には約1000冊程度になっていた。その後、2014年に120冊、2016年に80冊、2017年に100冊処分した。今年も70冊程度処分する。

だが、最近購入した書籍があるので、トータルでは700冊以上蔵書があると思う。改めて、蔵書数を調べれば、800~900冊ぐらいあるような気がする。ここから減らしていくのは戦いだ。ついつい懐かしく再読すると処分が惜しくなる。

この程度の冊数では、それほど読書家とは言えないのだが、蔵書管理は、なかなか難しい。読書家の方はどうしているのだろうか。

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2018年4月 9日 (月)

サイモンとガーファンクルの「セシリア」

1960年代のフォークグループ時代に活躍したサイモンとガーファンクル。基本的に静かな曲調のものが多い。どちらかというと印象は「陰」の部類だろう。ただ、その中で、「セシリア」という曲だけは明るい「陽」の曲調。

内容は、他の男に去っていたセシリアに帰ってきてくれと懇願し、もどっ来てくれた嬉しさを曲にしている。ただ、額面通り受け取っていいものか(笑)。

人でもそうだが、「陰」っぽい人が、本質は「陽」であることも多い。逆に明るく振る舞っている「陽」に見える人が、実際は、暗い過去を引き摺っていて、その実際は「陰」であることもある。

サイモンとガーファンクルの多くの曲は、「陰」の印象が強いが、その底辺には力強い精神的な逞しさも感じられる。それゆえ、「セシリア」の明るい「陽」の曲を素直に捉えられない。長く生きると、人間観察も、ひねくれてくる(笑)。

*追記

残念ながら、実際の制作経緯は知りません。あくまでも曲調からの印象です。

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2018年4月 1日 (日)

流風の「死」と「復活」

2018年3月某日、流風は「死去」致しました。享年60うん歳。エイプリル・フールじゃないよ(笑)。

長年の不摂生がたたり、終にという感じ。はてさて、ここは地獄か天国か。「生前」は何かとお世話になりました。ブツブツと記したブログの貴重な購読者もいらっしゃり、感謝感激、雨霰。

地獄か天国か分からないが、そこから現世を見るのも悪くないと思いましたが、現代医学は簡単には「死なせてもらえない」。つい先ごろ、「復活」しました。まあ、キリスト様のようなわけには行きませんが、多少、人間性も変わるかな。

果たして果たして、今後、どのような記事になっていくのやら。以前より舌鋒鋭くなるのか、好々爺のように丸くなっていくのか、お楽しみ。

*追記

しばらく入院していました。ブログの記事は、続いていたではないかという疑問をお持ちの方(笑)。実は、あれは皆、先付登録した記事だったのです。

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