経営関連

2018年1月14日 (日)

商工中金の行方

政府系金融機関の商工中金の行方が注目されている。商工中金は、支店数も少なく、一般庶民には馴染みは少ないかもしれない。ただ、時期によっては、預金金利が市中銀行よりややいいので、好んで預ける人もいるようだ。今はネットでも預金できるし。

今回問題になっているのは不正融資が原因。特に経営支援すべき先でないのに、根拠もなく融資。それは市中金融機関で十分賄えることもあるし、現在のように資金が市場に充満しているので、政府系金融機関の出番がないことから発生したとも言える。

すなわち、その存在価値が問われていることになる。そいうことで民営化議論になるのだが、民営化して生き残れるほど、この業界は甘くない。官僚が天下りしたトップが経営運営できるとも思えない。

更に民営化してしまうと、景気が悪化して、どこの金融機関も融資を渋った場合、中小企業に支援できる金融機関が無くなってしまう。一部の学者や研究者の言うように単純に民営化して、片付く問題でもない。

理想を言えば、景気のいい時は、一旦休業して、職員はどこかに出向させ、景気が悪化すれば、再度業務を再開できるような「スーパープラン」があれば問題解決するが、これも簡単ではない。

結局、中小企業の経営者たちが、未来を見据えて、商工中金に、どれくらい重要性を感じ取るかということに尽きそうである。彼らが必要か不必要かを判断すべきで、学者等、第三者が判断してはならないだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月12日 (金)

2018年の金融市場雑感

先日、ある人から、流風さんは、株式投資から早く撤退し過ぎましたね、と皮肉を言われたが、確かに今まで保有していれば、相当の利益を得られたことは確かだろう。しかしながら、私の投資基準からすれば、最早、日本の主要株価は割高なのも事実。

株価は、割高であっても、その動きは予測しがたいもので、現在の高株価は、ある意味、仕方ない。よって早く撤退したことは後悔していない。それに年齢的にも、年金がカットされる時代に投資で無理はできない。

ところで、話は変わるが、日本銀行のマイナス金利政策で、金融機関は青色吐息の状態だ。そこで預金者の口座管理料を取る動きもある。預金者にすれば、わずかな利子もつかない状態で口座管理料を取られれば、一体、預金をどうすればいいのだろうと思うだろう。

大体、他人の褌で相撲を取る金融機関の無能さが今の状況を招いているとも言える。融資先開発もせず、単に融資しやすい先だけしか稟議を通さない仕組みも問題だ。官僚的発想で事業創造の意味を理解している金融マンは絶無なのだろうか。

また日本銀行のマイナス金利政策は、円安に為替を振れさせて株価を上げるのには都合が良かったかもしれないが、これはいつまでも続けられる政策でもない。証券会社だけを太らせて、金融機関には厳しすぎる感じもしないではない。政策変更の調整時期は来ていると思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月10日 (水)

先払いのリスク

以前、問題を起こして倒産した格安旅行会社といい、今回の貸衣装会社の問題といい、先払いが問題を大きくしている。資金に乏しい会社ほど、先払いを要求する。そして先払い入金されると、それで安心してしまい、自転車営業をやってしまう。

その点、父は、後払いを徹底させ、母にも、それに従うように常々言っていた。当時は、なぜ、これほどにうるさく言うのか不思議だった。しかしながら、常に物の確認をしてから業者に支払うというのは正しいことなのだろう。

逆に業者の立場からすれば、先払いは未払いのリスクをなくせる。ところが、後払いだと、物やサービスの提供に慎重になるが、先入金されてしまうと、それでビジネスは完了したと錯覚してしまいがちだ。それが経営を誤らせる。

資金を他に流用したりして、肝心の対価としての物やサービスを忘れてしまう。その結果、今回のような事件が起こる。消費者も先払いのリスクを確認した方がいいだろう。そして、先払いするほど本当に必要なサービスなのか改めて考えた方がいい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年12月30日 (土)

姫路の市街地商業施設を考える

ある程度予測されたことだが、姫路の老舗百貨店ヤマトヤシキは、2018年2月閉店するという。地方の百貨店経営は、どことも厳しい。それは姫路も同じ。地域としては発展を続けているが、マーケティングとか流通構造の変化に対応できないと、旧態依然の経営では、存続できないことは確かだ。

ヤマトヤシキは古い建物で限界があった。更に駅前立地ではないので、客を引き寄せる対策が必要であったが、百貨店形態で臨む限り各種制約がある。また以前にも記したがマーケティングも不十分な感じもする。

結局、新たな経営者がドライな判断をして姫路店を閉店させる。それは仕方がない。それが経済だ。ただ、市街地に商業施設が減るのは望ましくない(*注)。過当競争は問題だが、業種・業態の棲み分けをすれば、まだまだ姫路は可能性はある。むしろ「百貨店」という制約を取り払った方がいい。

最近は、商業地の跡地にマンションを建てることが多いようだが、本来は望ましくない。人口減少下、「コンパクトシティ」が識者から指摘されるが、神戸のように狭い地域ならともかく、姫路は、周辺に住宅地域は十分確保できる。

市街地は魅力ある商業施設が望ましい。人を引き寄せるには、マンションや医療施設では限界がある。中途半端にコンパクトにまとまった街になれば、かえって人は寄ってこない。その辺の戦略的工夫が姫路市にも求められる。

*注

フェスタ跡地や板文跡地にマンションが建設されているが、立地的に、あまり望ましくない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年12月29日 (金)

多過ぎる怪しい電話

毎日ではないが、怪しい電話がかかってくる。以前は非通知が多かったが、最近は、さすがに、それは少ない。ただ番号は表示されるが、知らない電話番号。よって基本的に受信しないようにしている。あるいは留守番電話設定で、内容を確認する。

大概、押し売り関係の電話だ。内容は、リフォーム、買取が多い。彼らの相手をするのは時間の無駄と思っている人は多い。いい加減に、彼らも、あくどいビジネスをあきらめるべきだ。また、これらのビジネスに、お金に釣られて安易に加担している無知な人もいるようだが、参加は止めた方がいい。

それにしても、詐欺行為は昔からあるものの、変な世の中になったものだ。そんなことにエネルギーを投じる暇があるのなら、その労力を、まともなビジネスに一生懸命になった方がいい。その方が世の中に貢献できると思うのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年12月28日 (木)

消費情報の売買とビットコイン

知らぬ間に個人の消費情報が売買されている。本人の自覚がないから、少し怖い。それは各種カード利用だったり、ポイントカードサービスだ。消費者からすればメリットあるシステムに見えるが、個人消費情報を売買してビジネスにしている企業がある。

もちろん、合法的だ。ただ、個人の消費性向が第三者に監視されていると取ることもできる。現在、話題に上るビットコインも、その類だ。日本人は、現金払いが好きだと言われるが、監視から逃れるには、現金払いということになる。

別に悪いことをするつもりはなくても、第三者に消費内容を監視されるというのは少し気持ちが悪いのも事実。今後の方向性は分からないが、日本でのビットコインの普及は限定的だろう。何に「信用」を置くかということがベースだとしても、まだ現金への信頼が高いだろう。

*追記

「ビットコイン」の信用は何なのか。今のところ不明。通貨や金に代わりうるのか。現在、ビットコイン市場は急騰し、やや下落気味。市場が安定するには、いま少し時間がかかるかもしれない。いずれにせよ、結局、人々が何を信用するかに、かかっていると言える。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月25日 (土)

主客転倒の「神戸ビーフ」

「神戸ビーフ」の海外需要拡大のため、価格高騰し、国内では、入手できなくなっている。本来、国産は、国内需要を満たしてから、その余剰を輸出すべきなのに、明らかに順序を間違えている。

海外からの旅行者が、「神戸ビーフ」を食するのは歓迎するが、輸出に比重を掛け過ぎるのは問題だ。これは牛肉に限らず、すべての食品に言えることだ。まず、国内需要を満たすのが優先させるのが当然の姿勢だろう。

国内需要を満たさないのなら、いずれ「神戸ビーフ」は衰退するしかないと覚悟すべきだ。数年後には、「神戸ビーフ」自体なくなっているかもしれない。そうなれば、それに代わる各産地のビーフの出番かもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月 6日 (月)

昔受けたセクハラ発言に思う

かなり前にセクハラにあったことを今頃になって、内外で発言する女性がいる。いわゆる記憶による「セクハラ」告発だ。ただ、昔のことは、過大に表現される場合もあるだろう。当時、嫌だった記憶を思い起こし、何かのきっかけで発言しているものと思う。

なぜ、その時に不愉快だと抗議しなかっただろうか。もちろん、言える環境でなかったとも言える。パワハラも絡めば、事は複雑だ。長い時を経て、敢えて話を蒸し返すのは、それほどに、不愉快な記憶なのだろう。それが男の記憶と大きく異なることだ。

ただ、セクハラの範囲も、年々拡大解釈されているように感じる。以前、企業では、「セクハラ対策マニュアル」が発行されていたが、今は、その範囲を大きく超えて、女性は「セクハラ」だと言っている。

こうなってくると、個々人でセクハラの受け取り方は異なるので、男は、女性と接触の機会を極力避けよということになる。男女のコミュニケーションの手段も限られてくる。となれば、電車で「女性専用列車」があるように、働く場に於いても、「女性専用職場」が出てくる可能性もある。

でも、女性だけの職場は、基本的に、ぎすぎすした感じを受ける。異性が一人いるだけでも雰囲気は変わる。異性と共に働く効果はあるはず。セクハラを受ける方にも、何らかの原因があると思うが、職場ごとに話し合ってルールを定めることが求められるかもしれない。

そうしないと無用のトラブルを引き起こし、職場自体がうまく回らない可能性がある。それぞれの職場で、セクハラについて、オープンに話し合うことが求められる。そして、ルールを公開すべきだ。その上で、罰則規定を設ければいい。

*追記

逆に、女性による男への「言葉のハラスメント(言葉の暴力)」も厳しくルールを定めるべきだろう。口が達者な彼女らの発言が、時として男を傷つける。男は、案外、ナイーブだ。外見で判断してはならないだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月 4日 (土)

株式相場の魔法は、いつ解かれるか

2017年11月現在、株価が高騰を続けている。こういう時の理由付けは、いろいろあるだろう。みんな、後付けだけれど。国内景気は、でこぼこ状態。好くもなく悪くもない。ただ、景気がいいと言っている経営者も、確たる自信はないようだ。

低金利での借り入れを勧められて、とにかく需要の先取りをしている感じ。もちろん、海外市場は、円安効果で、外国人観光客の増加も相まって、悪くない。しかしながら需要変動リスクは大きい。流れは、いつ変わるか分からない。

そして、株価も永遠に上がり続けるわけでもない。山が高ければ、その反動も大きい。よって、ちょっとしたことで、株価の変動を受けやすい。ある日、突然、急激な変化があるかもしれない。

経営者は、そういうものに臨機応変に柔軟に対応できる経営システムの確立が必要だ。年内は、大きな動きの変化はないかもしれないが、来年、年明け以降、流れが大きく変わるかもしれない。

大体、大きい組織程、対応が遅れがちだ。株価に依存した経営は危うい。その時になって慌てないようにしたいものだ。将来を見越した人材育成など地道な経営を期待したい。

*追記

ちなみに魔法というものは、当事者が欲に駆られると解けてしまう。自社の力以上の利益は、いずれ無くなると覚悟した方がいい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年9月30日 (土)

経済誌はどこへ行く

日経新聞も経営が厳しそうだが、経済誌はもっと厳しいかもしれない。経済誌と言えば、代表的なものに、日経系、東洋経済系、ダイヤモンド社系、毎日新聞系列のエコノミストがある。それぞれに特徴があるが、部数を伸ばすのに苦労している。

そこで政治関係の記事を増やすのだが、内容は、幾分頓珍漢。やはり日頃経済を論じている経済誌に政治を語らせてはいけない。政治と経済はリンクするというけれど、もう少し経済に関する深掘り記事が各社に必要だろう。

問題はテーマの設定だろう。どういう問題意識を持つかが問われているが、学者の意見を多く採用すれば、隔靴掻痒の感を免れない。そうかといって、現場の話ばかりだと夢がない。どのようにバランスさせるかは、編集者の腕前だろう。

そして、もっと一般にもわかりやすく解説する記事が必要だ。難しい言葉を使っても付加価値は上がらない。多くの人に読まれなければ、どんな正しいことを言っても評価されない。多くの人に伝わらなければ、ゴミ同然だ。そのことを書き手に強く伝えることが求められる。経済誌の意識改革が問われる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧