ブスを主人公にした小説があると聞いて、少し立ち読みしてみた。子供時代、関心のある男の子に、皆の前で、ブス呼ばわりされて、拒食症になり、登校拒否する女の子。一体、ブスの基準は何なのか、そういうことを投げかけている内容だ(*注)。
そういうと、小さい子供の頃、近所の女の子に、「おかちめんこ」と言って、怒らせたり、泣かせたりする男友達がいた。流風じゃ、決してありませんよ。ホント。それに、その近所の女の子が、実際は、「おかちめんこ」ではなかったと思う。
大体、女の子に、暴言を吐くのは、確かに、額面通りの時もあるが、関心のある女の子に対してのことが多い。スカートめくりするのも、自分に関心を持ってもらいたいからだ。一種の男のテレなのだ。こういうのは、大人になっても、なかなか抜けないね。御同輩(笑)。
確かに、大きくなっても、若い時は、やはり女性の顔で区別する。もちろん、ある程度歳が行っても、最初は容姿やスタイルは注目する。いろんな経験をして、やっと真実にめぐり逢える(笑)。
ところで、以前、美人論でも触れたが、日本の男は、美人の要件として、一に瓜実顔、二に丸顔としてきた。もちろん、その下にも、いろんな呼び名がある。多くの女性に非難轟々の可能性もあるかもしれないが、れっきとした書物に紹介されているので、順番に記しておこう(笑)。男の場合は、どう呼ぶのだろう。男は顔じゃないが。
一に、瓜実顔
うりざね顔とは、瓜のように細面の顔を言うのだろう。確かに、美人に見えやすい。色白は、七難隠す、と云われたが、それと似ている。そういうと、昔の美人の人形はこのタイプで作られている。
二に、丸顔
丸顔は、説明要りませんね。流風の母も、丸い顔でした。どちらかと言うと、かわいい系。本人は、子供の頃、お盆のように丸いと言われて気にしていましたけれど、若い頃は、結構、人気があったらしい。男は、本能的には、丸顔が好きのようだ。流風もね。
三に、角面
角面も、その通りで、四角い顔。あまり美人はいないと思うが、意外と順位が高い。エラがはった女性は、男を幸せにすると関西では言うが、本当かな。
四に、長面
長面も同様に、馬のように長い顔。女優さんにも、割といますね。誰とは言いませんが。最初は、馬面と思っていましたが、最近は慣れました(笑)。
五に、盤台
盤台は、碁盤のように広く平べったい、のっぺりとした顔のことらしい。それに日に焼けて黒いのだろうか。
六に、●●●●
目のことらしいが、文字は伏せておく。書籍には、そのまま掲載されていましたが、現代では、身障者差別用語とされる。よって解説もよしておく。昔は、人権に、そんなに関心がなく、そういうことを言うことが当たり前だった。過去に、そういう文化があったことは間違いない。
七に、みっちゃ
これは、あばた顔のこと。病気で、あばたなら仕方ないこと。明智光秀は、婚約者が病気で、あばた顔になっても、婚約破棄をしなかった。できるようでできない。彼は偉いね。ちなみに現代では、若い時に、太陽にあたりすぎて、ソバカスの多い人になったことを指すのだろうか。化粧で隠してほしいね。
八に、でぼちん
おでこが、出っぱっていること。要するに額が出ていること。額が広いのとは違うのようだ。おでこが狭すぎるのも、広すぎるのも、美しいとは言えないけれど、それは問題にしていないのか。
九に、顎(あこ゜)なし
顎が短く、ないように見えること。短くても、かわいい人はいる。逆に、顎がしゃくれていても、いいのだろうか。
十に、しかみ
醜く、怖気づいた顔のこと。能面から出ている言葉らしい。こういう表情は、別にブスだからというわけでもなく、結構、美人と言われる人がする仕種だ。かえって、美人のしかみ顔の方が怖い。
このように、男が全て、瓜実顔とか丸顔の女性を選択しているかと言えば、そうでないだろう。やはり気持の合う女性が一番なのだ。顔なんて、好き好き。蓼食う虫も、好き好き、と言うではないか。
それに、どんな美人も、三日で飽きると言われる。一緒に暮せば、顔ばかり見ているわけでもない。結局、人柄に尽きる。言葉を投げれば、きちんと返ってくる。そういうことが大切だ。喧嘩も含めてね(笑)。
それに女性の容姿は、髪の毛、化粧、ファッションで大きく変わる(化ける)。そう考えれば、顔の容貌よりも、姿勢の美しさが問われるだろう。女性も、親からもらった顔に手を入れるのではなく、姿勢を正して、内面、外面の美しさにもっと関心を持つべきだろう。流風が言っても、説得力に欠けるなあ(苦笑)。
*注 西加奈子著 『きりこについて』(角川書店)
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200904-02/
彼女の経験に基づく話のようにも捉えられる。ただ、西氏がブスかどうかは、コメントを差し控える。でも、知性が漲り、好い顔をされていますよ。